斎場は具体的に何をするところ？斎場の基本情報をわかりやすく解説します

斎場とは何か、なんとなく答えることができるけれども具体的に何をするところなのか詳しく説明するとなると難しい、このような人におすすめの基本情報をご紹介しています。
最近は、家族葬といった小規模のお葬式を執り行う人も多くなっていますが、斎場は家族葬や一般葬などお葬式の種類に関係なくお通夜・葬儀・告別式といったお葬式全般を執り行うことができる場所で、セレモニーホールと呼ばれることもあります。
また、火葬場に併設している斎場もありますが、この場合は他の場所に移動せずに済むメリットを持ちます。

斎場は火葬と葬儀を一緒に行うことができる

斎場は火葬と葬儀を一緒に行うことができるメリットがあります。
あまりお葬式に詳しくないような人には良く分からないことかもしれませんが、お通夜とか告別式と呼ばれるお葬式を行った後、遺体は焼き場に運ばれて荼毘に付されます。
斎場はこの2つを同じ建物内か、同じ建物ではなくても一つの敷地内で実施できるため、移動にかかる時間とか手間を削減できる利点があるわけです。
もし両者が別々の場合、御遺体は霊柩車で運ばれますが、そこに同乗できるのは基本的に助手席の1名のみであり、他の親族で同席したければ例えばタクシーなどの交通手段を確保しておく必要があります。
斎場であれば、そこまでの交通手段の確保は当然必要ですが、追加の手配は不要です。
一方で、火葬には数時間程度の時間を要しますので、その間どのように過ごすのかは別途考えておくのが適切でしょう。
多くのケースでは近隣の施設で食事を摂って故人の思い出話をしたりしているようです。

祭壇が設置されている斎場だと費用を抑えられる

昨今の斎場では様々な宗教の方、あるいは無宗教の方に対応するために祭壇を設けていないケースも多くなっており、必要があれば別途オプションを申し込んで用意してもらうことも可能ですが、その分費用は高くなってしまいます。
多くの葬儀では花を手向けたり線香をあげることがあるため、何らかの場所が必要になります。
そんな中であらかじめ祭壇が設置されている斎場ならそれらのオプション料金が発生しないことから、費用を抑えることが可能です。
あらゆる宗教の方に対応するために独自色は出さず、フラットなデザインならどんな属性の方でも安心して利用できます。
これならば宗派に合うか合わないかで悩む必要も無く、故人を心から送り出すことに集中できます。
大切な方が亡くなるのはある日突然であることが多く、出費が重なるのも大きな負担となりますが、そんな時に少しでも費用が抑えられる要素があるのは嬉しいところです。
斎場や葬儀プランを選ぶ際には、それらの設備についても考慮するのがおすすめです。

斎場は地域住民だとスケジュールを組みやすい

斎場は故人を供養するための式場です。
葬儀や告別式などが行われ故人の最期の別れを大切にする場所です。
そこには、地域住民が利用するものや会社や宗教団体が所有するものなど、様々な種類があります。
地域の住民が利用する葬儀場は、葬儀や告別式のスケジュールを組みやすいというメリットがあるのです。
地域住民は、通常、自宅や近隣の斎場を利用するため葬儀場までのアクセスがしやすく時間や交通手段の制約も少ないため、スムーズに式を行うことができます。
住民が利用する斎場では、葬儀や告別式の内容や流れについて地域の慣習や風習に則ったアドバイスやサポートを受けることが可能です。
さらに地元の葬儀社や神職といった専門家ともコネクションがあるため、円滑な進行や手配ができます。
住民が利用する斎場は多くの場合、地元の人々が集まる場所でもあります。
葬儀や告別式が終わった後には、参列者同士が交流を深め共に故人を偲ぶ機会となるのです。
このようなコミュニティの場としての役割も、地域の住民にとって重要な役割を果たしています。

公営斎場は比較的安価なので利用しやすい

公営斎場は、市民や地方自治体が運営する斎場のことで一般的に民間の場所に比べて葬儀費用が比較的安価であると言われています。
公営斎場は使用料や棺や遺体搬送車などの必要なアイテムを提供してくれることが多く、これらのサービスがセットになっているため、総合的な費用が安くなることが多いです。
市民サービスとしての役割を果たしているため、地域住民にとって身近で利用しやすいというメリットもあります。
一方で公営の中には利用しにくいと感じる人もいるかもしれません。
例えば比較的古い建物が多く、設備が整っていないことがあるため快適な葬儀を望む方には不向きかもしれません。
利用料金が安い分人員が少なく葬儀の手配やサポートに関するサービスが少ないことがあります。
以上のようなメリット・デメリットを把握したうえで、公営斎場を利用することは葬儀費用の削減につながり、利用しやすいという点から一つの選択肢として考えることができます。
他方で利用する際には事前に利用規約や手順、サービス内容などを確認し、不明な点や不安な点があればスタッフに相談することが大切です。

民営斎場はアクセスの良い場所にあることが多い

"民営斎場は、遺族や参列者が利用するための葬儀式場や火葬場です。
そのため交通の便の良い場所にあることが求められます。
一般的に都市部や人口が密集している地域には多くの民営斎場が存在しています。
アクセスの良い場所にあることが多い理由の一つには、交通の便が良いことが挙げられます。
多くの人が利用しやすい場所にあることで、遺族や参列者が移動しやすくなります。
葬儀式や火葬が終わった後の帰り道にも便利な場所にあることが重要です。
遺族や参列者が多く利用するため、近隣に駐車場があるかどうかも重要なポイントです。
民営斎場は、営利目的で運営されるため利用者数を増やすためにアクセスの良い場所に出店することが多いという背景もあります。
多くの人が集まる場所に出店することで、広告効果を狙うこともできます。
ですが交通の便の良い場所にあることが全てではありません。
民営斎場の運営には施設の設備やサービスの質、スタッフの対応力なども重要な要素となります。
遺族や参列者にとって最後のお別れをする場所は非常に大切な場所です。
その結果遺族や参列者の要望に沿ったサービスを提供することが求められます。
"

民営斎場は比較的予約を取りやすい

斎場は、公営よりも民間の方が予約を取りやすい傾向にあるといえるのではないでしょうか。
民間斎場の方が予約を取りやすいのは、公営よりも料金が高めで割高なのが理由です。
その分サービスの充実が図られていますし、綺麗で立派な建物や設備を利用することができます。
公営斎場は住民が割安に利用できるので、必然的に利用者が多くなる傾向です。
民間と比べて数が多くないのも理由ですし、大きな斎場が限られている自治体だと、常に利用者でいっぱいということになります。
自治体が運営しているので、あまり設備に費用が掛けられておらず、バリアフリーに対応していない施設も珍しくないです。
古い建物がそのまま使われていることもありますから、公営は安いですがそれなりの理由があります。
民間は収益目的で運営が行われているので、見た目を大切にしていますし、バリアフリーなどの配慮も行き届いています。
大規模な葬儀にも対応できるように、広い敷地に大きな建物を建てているので、大人数が参列する葬儀にも選べて利用できるのではないでしょうか。

民営斎場は公営葬儀会場よりも数が多いので探しやすい

葬儀をする際は会場を探す必要があります。
この会場探しに時間がかかり、手続きなどを行いながら探すというのは難しいものです。
特に、公営葬儀会場を探すとなると数が少なすぎて探すのが難しくなります。
公営葬儀会場で葬儀をしたいのなら、この部分には注意しなければなりません。
時間をかけないで会場を探したいのなら、おすすめは民営斎場です。
民営なら数が多いので簡単に見つけだせます。
インターネットなどでも情報が多く出てくるので、簡単に見つけられるでしょう。
民営斎場はそれぞれホームページを持っているので、情報を調べやすくなります。
広さや値段などもすぐに調べられるので、条件に適した会場を見つけられます。
「葬儀を行う場所を探す時間がない」という人は、民営を場所を探してみて下さい。
民営斎場を探すのなら、やはりネットを使ったほうが素早く探せます。
最近の斎場はどこもホームページを持っているので、是非チェックしてみて下さい。

斎場選びは駐車場の広さも重要になる

斎場を選ぶ際は、まず最寄り駅からのアクセス方法を確認します。
近年は、遠方から葬儀に参列する人も少なくありません。
また、葬儀には多くの高齢者が訪れます。
そのため、最寄り駅やバス停からのアクセス方法や駐車場の広さをチェックすることが重要です。
駅から会場が遠い場合、基本的に参列者は車を利用します。
地域によっては、自家用車の所有率が高く、交通の便が良い場所にあったとしても、ほとんどの人が車で向かいます。
葬儀の規模感と参列者の人数をチェックし、参列者が駐車場に困らない斎場を選びましょう。
車を停める場所が少ない場合は、送迎バスを運行している葬儀社を選ぶのも良いかもしれません。
斎場と火葬場とのアクセス方法を確認することもおすすめします。
葬儀に行くまでにいくらアクセスがよくても、葬儀場から火葬場が遠いと、車で行く必要があるからです。
交通の便を優先したい場合は、アクセスが良い民営斎場やホテルを選ぶのが良いでしょう。

斎場は民間企業や寺院などが運営しているケースもある

斎場は民間企業や寺院などが運営しているケースもあって、色々な形態が増えているのが現状です。
斎場間でもネットワークが構築されていて、比較的スムーズに葬儀を執り行うことが可能となっている状態になります。
その背景としては少子高齢化の影響から、高齢者の年間の死者数が高止まりしていることであり季節によっては火葬場の順番待ちの事態に陥っている地域もあるほどです。
そのような背景から民間企業や寺院などが連携することによって、効率化がはかられており今に至っています。
最近では孤独死など身寄りのない人が亡くなることも少なくなく、行政が間に入って葬儀を行うケースもあるのです。
誰しもが必ず１回は訪れる死に対して、エンディングノートの準備をサポートしたり地域の見守り体制を整えるなど社会全体で取り組んでいかなければならない課題です。
自分自身も、いずれは訪れるであろう死に対して生前から準備をすることが大切になってきています。